今日は、広島電鉄のイベント「ひろでんの日」に行ってきました。
その中でも、今回は広電運転士の免許取得のための実技試験に体験乗車することができたので、そのことを紹介します。
運転士になるためには、この試験に合格しないといけないらしいです。
今日の体験乗車は、広電千田車庫から、広電本社前、御幸橋などを経由して宇品二丁目まで行き、折り返してまた車庫まで戻ってくるという体験乗車です。
なお、これは抽選で、各回25名ずつ5回あり、合計125名ほどが体験乗車することができます。
急ブレーキ体験もすることができて、なかなか貴重です。
衝動計を置いて、そのブロックが倒れないように走行します。
1個0.5点減点されます。
広電の運転士になるためには、広島電鉄動力車操縦者養成所というところを出ないといけません。
そのためにはまず車掌を1年ほどやって、業務知識や接客を磨いてもらい、養成所に入って運転の訓練を受けるらしいです。
最初は3か月間学科講習を受け、線路や信号について学び、学科試験に合格すれば実技講習に入れるようです。
実技は運転試験、故障を直す試験や出庫点検の試験などあり、今回は運転試験の速度観測、目標物までの距離を目測する試験、衝動計を倒さないように走行する試験を体験することができます。
車庫から営業路線に出て、スイッチバックして宇品2丁目まで向かいます。
御幸橋手前です。
御幸橋を通り過ぎる最後の方で、ブロックが2つ倒れてしまいました。
坂道だったのもあると思います。
広大附属校前あたりで皆実線と合流します。
このあたりで目測の試験を体験できます。40m奥だった信号機まで何mかを答えるのですが、子供たちが答えて当たるまで
何十秒もかかりました。
他にも別の場所で何回か目測の試験がありましたが、どれもなかなか当たらなかったです。
相当難しいのだと実感しました。
実際は10秒以内に答えないと減点されるらしいです。
宇品二丁目手前で、過去に記事にしたレモンチラッピング電車が後ろにいました。
少し黄色い部分が見えると思います。
そして、この宇品二丁目で折り返して渡線を通って反対側の線路に移るのですが、ここでまたレアな体験です。
通常は乗客を降ろした状態で折り返すのですが、今回は乗ったままで渡線を渡ることができました。
そしてこの後、非常に貴重な、急ブレーキ体験が出来ます。
一気にスピードを上げて、御幸橋手前で急停車をします。
止まる時はそこまで衝撃などはありませんが、列車が完全に止まった瞬間が、一番体への衝撃が強いです。
実際に乗らないとその衝撃は伝わらないかもしれません。
この急ブレーキ体験で、電車に乗るときは、席が空いていれば座り、空いていなければ手すりやつり革を持つことが非常に大切なのだということが分かりました。
そして、広電本社前を通過して、車庫への分岐に差し掛かって停車し、スイッチバックで車庫へと戻っていきました。
これで、30分に及ぶ体験乗車が終わりました。
なかなか機会のない貴重な体験をすることができて、大満足でした。
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